本ページでは、Microsoft Teamsにて、有料版と無料版の違いについて紹介します。
目次
- 有料版と無料版の違い
- 無料版のデメリット:ファイルストレージが小さい
- 無料版のデメリット:管理面が弱い
有料版と無料版の違い
有料版と無料版の違いは以下の通りです。
機能 | 無料版 | 有料版 |
メンバーの最大数 | 50万ユーザー | 無制限 |
ファイルストレージ | 1ユーザーあたり2GB 共有ストレージ10GB | 1ユーザーあたり1TB |
ゲストの招待 | 〇 | 〇 |
Web会議 | 〇 | 〇 |
チャネル会議 | 〇 | 〇 |
画面共有 | 〇 | 〇 |
会議の予約 | 〇 | 〇 |
会議のレコーディング | × | 〇 |
電話および音声会議 | × | 〇 |
オンラインイベントの開催 | × | 〇 |
Firstline worker の機能 (シフト、トランシーバーでの Ie の移動など) | × | 〇 |
ユーザーとアプリを管理するための管理ツール | × | 有り |
Microsoft 365 サービスの使用状況レポート | × | 有り |
99.9% の SLA アップタイム (返金制度あり) | × | 有り |
構成可能なユーザー設定とポリシー | × | 有り |
表を見ると、無料版でもチャット、ファイル共有、Web会議、ゲストの招待など、何不自由なく使えるような気がします。
しかし、やはり細かいところでの影響はありそうです。
無料版のデメリット:ファイルストレージが小さい
特に気になるのが、ファイルストレージの小ささ。
ファイルストレージが小さいことによる影響としては、単純にファイルをクラウド上に格納できないという点です。
手元のPC等で編集したファイルを、チャットでぱっと相手に渡したいときに、容量不足で送れない場合が発生します。
その場合、自分がアップロードしたファイルをファイルストレージにて整理整頓する必要があります。
有料版でも1TBという制限を迎えると、同じく整理整頓する必要があるのですが、とはいえ2GBと1TBでは、その頻度が桁違いでしょう。
無料版のデメリット:管理面が弱い
表の下のほうからわかるとおり、無料版は管理周りが弱そうです。
管理面が弱いといろいろな面で不都合が起きます。
例えば、以下のような場面です。
- 社内規定で使ってはいけないアプリをTeamsと連携してしまい、データがそのアプリに流れている(情報漏洩リスク)
- 各チームの利用状況がわからないため、今も使っているのか、誰が使っているのかわからず、廃棄できなくなる(情報漏洩リスク)
- ユーザー利用制限が出来ず、好き勝手使えてしまう(ガバナンス不能による様々なリスク)
主に管理者に関することなので、ユーザーは直接的には関係ないものの、悪さをするつもりがないのに制限されてないからやってしまった、というようなことも起こりえます。
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