【Power Automate】フローとは/フローの使い方、出来ること

本ページでは、Microsoft Power Automateのフローの概要と基本的な機能について紹介します。

目次

  • フローとは
  • フローの使い方
  • フローで出来ること

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フローとは

Microsoft Power Automateにおけるフローとは、Microsoft 365製品と、それ以外のSaleForceやTwitterなどのいわゆるサードパーティー製品と連携して作業を自動化する機能です。
フローは大きく分けて「トリガー」と「アクション」で構成されます。

トリガーとは、自動化された作業を開始する合図のようなもので、フローに一つだけ存在します。
例えば、「上司からメールが届いた」、「午前8時になった」などがあります。

アクションとは、自動化された個々の作業で、フローに一つ以上存在します。
例えば、「特定の人物にメールを送る」、「SharePointのリストにアイテムを追加する」などがあります。

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フローの使い方

フローはPower Automateにてトリガーとアクションを定義することで使用することが出来ます。
以下は、毎朝8時に秀吉にメールを自動で送信するシンプルなフローです

①~③の番号に従って、それぞれ解説します。

まず、先ほど述べたトリガーとアクションですが、①がトリガーで、②と③がアクションになります。
①の「毎朝8時に起動」というトリガーから下に流れて行って、「現在の時刻」と「メールの送信」アクションが実行されます。

「現在の時刻」というアクションは、フロー実行時の時間が取得されます。
フローの起動が8時なので、大体8時の時間が取得されます。

「メールの送信」というアクションは、読んで字のごとくメールを送信します。
メールのあて先は自由に決められ、メールの送信元はこのフローを作成したユーザーになります。

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フローで出来ること

フローを使うことによって、毎日、毎週など、定時に送信するメールやTeams上のチャット投稿などを自動化することが出来ます。
上記フローによって、送信されたメールは以下のようになります。

フロー実行時に取得した時間がUTCになっていたり、RFC3999という見慣れない表記法になっていたりと改善の余地がありますが、すべてフローを作りこむことで解消できます。
ここでは、「自動化されたフローでも動的に値を変えることが可能である」ということがわかっていただければ十分です。

メールの送信先に関しても、ここでは決め打ちで秀吉にしましたが、フロー内で動的にメールアドレスを変更することも可能です。

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